医学生バートの奮闘記

とある医学科6年生です。112回 医師国家試験を受けることができるみたいです。死にかけコンテンツのブログで足跡を残していきます。

112回医師国家試験の問題数・配点考察

HZM先生、東田先生の動画解説というか、なんというか、まとめ的なアレです。

 

まずは医道審議会の発表↓

www.mhlw.go.jp

一部抜粋してみます。

・ 具体的には、「臨床実地問題」については、医学生が特に臨床実習に主体的に取り組んだ結果を評価できるよう、前回報告書の提言を踏まえ引き続き、「列挙された特徴的なキーワードから疾患名を想起させるのではなく、症候から優先順位を考慮しつつ鑑別診断を進めていくという臨床医としての思考過程に沿っ た問題」を重視して出題すべきである。

・ また、「一般問題」については、「臨床実地問題」としての出題が困難である範囲や繰り返し出題すべき重要な範囲を中心としたものとし、それ以外は「臨床実地問題」で出題すべきである。

・ このような見直しにより、「一般問題」の出題数が減少しても、これまでの医師 国家試験として問うべき水準は維持されるものと考える。

 

以上の経緯で「一般問題」(知識問)が100問減少するわけですね。

要は必修問題100問一般問題100問臨床問題200問の計400問となります。

 

ここで111回までの合格基準を確認してみると

・現行の医師国家試験では、「必修問題」の合格基準は絶対基準を用いて 80% 以上の得点とされ、「必修問題」以外の「一般問題」及び「臨床実地問題」の合格基準は各々平均点と標準偏差とを用いた相対基準を用いて設定される。さら に禁忌肢の選択状況を加味して合否が決定される。

 

ということでした。具体的には

一般問題:1点×200問=200点満点 このうち「n点以上」

臨床問題:3点×200問=600点満点 このうち「n点以上」

ここまではいいのですが、こと必修問題においては

一般問題:1点×50問=50点 臨床問題3点×50問=150点

計200点満点中「n点以上」となるため、「必修の臨床問題」のウェイトは高いことになります。

 

さて、112回から「一般問題」の数が減少すると・・・

 

・「必修問題」以外の「一般問題」の出題数を減じるにあたり、従前の通り「一般問 題」と「臨床実地問題」の合格基準を各々で相対基準を用いて設定した場合、「一般問題」の信頼性が低くなる可能性があることから「一般問題」と「臨床実地問題」を併せて相対基準を設定する等の算出方法の見直しを行うべきである。

 

ということです。つまり、

①一般問題と臨床問題の合格基準を別々に設定する場合(従来通り)

実質的に一般問題、臨床問題が一問何点であろうと関係ありません。「一般問題で間違えられる問題数が減ってしまう」ことが大変です。例えば今まで200問中140問正解すれば良かったものが、100問中70問以上が合格基準となった場合、残りHPは60から30に半減してしまいます。

「信頼性が低くなる」の真意はイマイチわかりませんが、「減らし方が適切にならない可能性がある」あるいは「一問のウェイトが高くなりすぎる」と捉えた場合のどちらにしても上の議論が成立します。

何にせよ、「一般問題が例年に比べて負けられない戦いになる」ことになります。

 

②一般問題と臨床問題を併せて相対基準を設定する場合

この場合は、一般と臨床の「配点」に問題が生じます。つまり、今まで通り一般問題1点、臨床問題3点で計算した場合は

一般問題1点×100問=100点 + 臨床問題3点×200問=600点

計700点満点中「n点以上」ですね。こんなんまじでやってられません。誰が一般問題を対策するのでしょう。

これを解決するためには配点を弄るほかありません。具体案としては

一般問題1点×100問=100点 + 臨床問題1点×200問=200点

計300点満点中「n点以上」ですね。実質的に現状の必修と同じく、臨床問題重視の配点となります。

つまり「必修以外でも一般問題より臨床問題のウェイトの方が大きい」ことになります。

 

さて、①と②で一般問題の重要性が変わってしまいます。予備校業界の方々を賑わせているのはこういう経緯によるものなのでしょうか。

 

 

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HZM先生は動画内で①説を前提に一般問題の重要性を説かれています。さらに一般問題、臨床問題の中に「各論・総論」がありますが、その配分についても予想されています。連問ブロックなど、時間割予想も興味深いですね。(Iブロックって80問もあったんだ・・・)

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東田先生は動画内で②説について触れられています。算出方法の見直しを行う「つもり」であるのは確かなので、う~ん。

 

結論

何にしてもこの時期に勉強法を変えるような”迷走”をする必要はありませんが、自分たちが受ける試験のことをよく知るいい機会でした。

と言いますか、

 

 

おわり!